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【香川県】第30回さぬきの輪の集いin琴平町

第30回目となる、さぬきの輪の集い。この3月で協力隊の任期を終え卒業される山崎さんと近藤さんが活動する琴平町で開催しました。陳さん、エバソンさんと共に活動地域の視察や活動内容の報告を行いました。観光地ならではの地域との繋がりは、県内の他の協力隊が活動する地域と違ったものがあります。今回は、そんな町の人とのふれあい方や観光地として地域資源の活用の仕方など、参考になるお話が聞けました。
楽しい時間を共有して楽しい思い出として持ち帰ってもらうには、印象づける工夫も大切なんだと!
私自身、勉強になった会となりました。

陳さんの案内で、まず最初にお訪ねしたのは「染匠吉野屋」。
「四国金毘羅歌舞伎大芝居」の幟(のぼり)を第1回目の講演から製作されている、琴平町の老舗染物屋さんです。「讃岐のり染」という手法で、大きいものから小さいものまで、1点1点手作業で染めています。バッグ専用に染め上げた幟(のぼり)をトートバッグやショルダーバッグに仕立て、2つとして同じ柄がない歌舞伎好きにとっては特別な商品もあり、パーツを選んで縫い合わせるオリジナルバッグを作る体験も行っているそうです。自分で選んで仕上げると、特別な物になりますね。

吉野屋さんから、さらに商店街を歩いていると。通りすがりのランドセルを背負った小学生達が「エバソン〜」「ザッキー」と協力隊を愛称で呼ぶ光景は、普段から町の子供達とのふれあいの多い、琴平町らしさを感じます。

そして次に向かったのは、「中野うどん学校」。うどん打ち体験です!
楽しく讃岐うどん作りを体験出来き、自分で切って食べる「讃岐巻物うどん」のお土産付きです。
キンコーンカンコーン!チャイムと共に中野うどん学校に入学です!面白いお話を交えながら、うどんを作る手順を説明してくださり、作業はスイスイと進みます。参加している隊員も、笑いの絶えない状態で、うどんは出来上がっていきました。
印象的で楽しい思い出として残るような工夫が、沢山散りばめられた素敵な時間でした。

無事うどん学校を卒業して、自分たちで打ったうどんを下の食堂で頂きました。

食事を終えると、お世話になったうどん学校の皆さんにご挨拶をし、次は山崎さんの活動場所でもある、旧金比羅大芝居、別名「金丸座」へ。4月から始まる、四国こんぴら歌舞伎大芝居。準備が進む中、この日は「金丸座」案内名人の二東さんにお越し頂き、建物の造りや舞台の解説、役者さんとの裏話など、裏方として参加されているからこそわかる金比羅歌舞伎の魅力を説明してくださいました。舞台装置は全て人力で江戸時代の雰囲気を今に伝えています。とっても見たくなりましたが、今年の歌舞伎のチケットは発売後すぐに完売したそうです。歌舞伎上演中の裏方としてお手伝いしている山崎さんのスタッフならではの舞台裏のお話は、なかなか大変そうですが!とっても聴き応えがあって面白かったです。琴平町民の皆さんが、役者さんや見に来てくれるお客様の為に、自分たちの喜びとして一生懸命歌舞伎の為に活動されているのを強く感じる時間となりました。

「金丸座」を後にして、階段を降りたところにある琴平町公会堂で、隊員による活動発表です。
昭和9年に建造された木造日本建築の公会堂。現在も催しや集会などに使用され、国の登録有形文化財に登録されています。

協力隊がお世話になっている、山下農場の山下さんにも参加頂き、公会堂にて琴平町地域おこし協力隊の4人から活動発表へと続きます。

山崎隊員の活動
◆役場で運営されるイベント(こんぴら歌舞伎・例大祭・石段マラソン・敬老会等)の運営・設営サポート
◆町内の団体が主催、参加するイベント等サポート(社会福祉協議会、商工会、K3等)
◆観光商工課として町のPRイベント、観光商工課業務サポート
◆こんぴら子ども塾:実体験を元に感性の育成と、自然の知識に留まらず日常の価値観の広がりまで落とし込むことを目標
◆地域資源発掘:合葉文山(あいばぶんざん)江戸時代に琴平に移住してきた絵師。蝶の愛好家でもあり、独学で標本の作製法も研究。日本最古の標本の1つであることが、学会の論文で発表されている
◆地域資源活用:(こんぴらムササビナイト)金刀比羅宮は古くこの地に鎮座する神社で、鎮守の森として原生林も残る森が広がり、この地ならではの生物多様性が残されています。代表的な生き物として、ムササビを取り上げ、観察会を行いました。

近藤隊員の活動
◆ふるさと納税の管理システムの構築・運用:事務処理時間の大幅な短縮が可能になる
◆琴平のいいモノ・コトの紹介:ふるさと納税を使って琴平町の良いモノ・コトを広める活動を実施
◆プログラミング体験会・説明会の実施
◆琴平町と琴平町外の人の橋渡し:こんぴらだんだん(創作サーカスフェスティバル)町内のロケハンや、広報、地域住民への説明・調整を担当。メイキット(Make-It)まちが抱える課題に対して、まちの資源屋魅力を組み合わせて解決案を大喜利する企画。町内のロケハンやスタッフの手配、場所の予約などを担当。
◆役場で運営されるイベント等のサポート(こんぴら歌舞伎・例大祭・石段マラソン・敬老会等・交通マナー教室・等々)
◆町内の団体が主催、参加するイベント等のサポート(社会福祉協議会・商工会、K3・415の輪・チームれんげ・等々)

陳隊員の活動
◆国際交流の仕事(翻訳・通訳、中国語授業、異文化交流)
◆観光情報発信(Facebook、Instagram)
◆町のイベントの手伝い(夏祭り、れんげ畑祭、K3イベント、音楽祭、敬老会、例大祭など)
◆琴平町商工会(2018台湾美食展)
◆体験(田植え、吉野屋縫い物、うどん学校など)
◆デザインの仕事(広報表紙、暮らしの便利帳、中学校開校ポスター、車のぼり、協力隊車シール、年賀状など)

エバソン隊員の活動
◆英語観光アピール(英語翻訳・通訳、異文化交流)
◆観光情報発信(Instagram)
◆体験(千年ものがたり、うどん学校など)
今後の活動
・情報発信(Facebook、Instagram)
・活動レポート
・観光協会公式ホームページ翻訳

町民を代表して、山下農場の山下さんから琴平町での暮らし、お仕事についてお話をして下さいました。
琴平へ移住して農業を始めてからの考えや暮らし方、地域の方とのつながりを作るきっかけとなった「れんげ畑祭」を開催されたときのお話は、「個人が地域とどのような繋がりを作れるか」。自分たちで作るお祭りは徐々に地域の関心が集まり、大人も子供も巻き込んだ地元が元気になるお祭りへと大きくなって行きました。関わる人を増やしながら、つながりを持って、やれるコトを広げていく大切さをを感じました。お話を聞いた地域おこし協力隊からも、「お祭りを運営していく側の高齢化が進み、若者の運営参加をどのように増やしていくべきか」など、質問もあり地域が違えど同じ悩みをどの地域も抱えている現状も見えて来ました。

歌舞伎の準備で忙しい中、今回の集いの準備をして下さった。琴平町の協力隊の皆さん、協力隊担当の役場職員の皆さん、お忙しい中参加して下さった琴平町の皆様、ご協力頂きありがとうございました。