令和5年(2023年)10月6日(金)に香川県庁にて、さぬきの輪の集い「そろばん教室」を開催しました。
今回は、岡山県地域おこし協力隊ネットワーク代表、地域おこし協力隊サポートデスク専門相談員の藤井裕也さんを講師にお迎えし、地域おこし協力隊制度についてのおさらいと、行政予算制度について学びました。集いの後半はワークショップを行いました。
香川県内の協力隊をはじめ、行政職員の方も多数参加してくださり協力隊との関わりについて理解を深めました。
〈プログラム〉
① 講義「地域おこし協力隊 そろばん教室」
② ワークショップ
① 講義「地域おこし協力隊 そろばん教室」
行政の予算の性質についての復習、企画、計画づくりの基本構造・方法について講義頂きました。
藤井さんはフリーミッションで協力隊になり、最初はどのように活動をして良いのか分からず、ひたすら地域の草刈りをして周りとの関係を構築していったそうです。草刈りがなんの役に立つのかわからなかっけれど、今思えばやって良かったし、この経験が今に繋がっているそうです。
講義の中で特に心に残ったのは、「資金調達は自分でやる」ということです。行政の支援金だけでなく、財団や企業が募集している支援金も調べて利用することも企画・計画づくりには必要という部分でした。
② ワークショップ
行政職員も交えてワークショップをしました。2グループに分かれて「香川の観光がなぜ盛り上がらないのか?(観光グループ)」「なぜ農業の活性化がうまくいかないのか?(農業グループ)」それぞれ意見を出し合って、課題の深掘りをしました。
協力隊が具体的にミッションとしてできる活動が赤マルのついた付箋として出てきました。
この結果を事業台帳に落とし込み、地域・行政・協力隊がそれぞれできること、やるべきことを共有します。それぞれの役割を可視化することで、3年間という限られた任期を有意義に活動でき、お互いのすれ違いもなくすことができます。
最後に
本会を開催するにあたり、事前準備から当日備品を貸して下さった関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。
参加者のアンケートには、
「企画書などの整理ができて良かった」
「PCMサイクルという新しい手法を学ぶことができた」
「活動資金は自分で調達しなければならない点や、活動範囲の切り分け方など、改めて今後の活動の為に考え直したい点をお聞きできてとても良かった」
など、それぞれの思いが綴られていました。
今回の学びが、それぞれの隊員の活動に活かされることを願っています。
次回の集いでも、さらなる気づきや学びが得られる場づくりに努めていきたいと思います。