【香川県】第56回さぬきの輪の集いin三豊市を開催しました!

令和7年6月3日(火)、6月4日(水)の2日間にわたって、三豊市にてさぬきの輪の集いを開催しました。
2日間の開催はさぬきの輪の集い初の試みです。
三豊市地域おこし協力隊の竹内隊員、古市隊員の活動報告を始め、三豊市で地域活動をする方々を訪問するなど、濃密なスケジュールでした。参加者は、協力隊員を始め、自治体職員、集落支援員、地域づくり団体の方など45名に上り、さぬきの輪の集い史上、最大の参加者数となりました。たくさんの方に参加していいただくことは大変喜ばしいです。

〈プログラム〉
・6月3日
① 三豊市地域おこし協力隊活動報告(古市隊員、竹内隊員)
② 「風の谷ファーム」見学
③ 三豊市地域おこし協力隊OG石井さん、財Turn活動報告
④ 「れいくんち」見学
⑤ グループワーク

・6月4日
⑥ 「三豊鶴」見学
⑦ 粟島散策(芸術家村)
⑧ 「暮らしの大学」見学
⑨ 父母ヶ浜見学

・6月3日

活動報告に先立ち、今回初めて集いに参加される方の自己紹介を行いました。4月に新しく協力隊になった方を始め、10名を超える方が初参加でした。

① 三豊市地域おこし協力隊活動報告

活動報告は三豊市地域おこし協力隊の古市隊員、竹内隊員が行いました。
古市隊員、竹内隊員ともに協力隊3年目です。自身の活動内容の他、協力隊として活動する上で意識していたことや協力隊の活動と協力隊退任後を見据えた活動との切り替え方など失敗談も含めてお話しいただきました。


竹内隊員から、三豊市の概要と今回の研修で訪問する場所について説明していただきました。


今回は着任間もない隊員が多かったこともあり、今後の活動の在り方について、とても興味深く聞いていた姿が印象的です。

② 「風の谷ファーム」見学

風の谷ファームは地域産ブランドである「みとよのみ」の認定を受けた農場で、農産品の生産、商品の開発、販売の6次産業に取り組んでいます。今回は農場の見学と開発した商品についてご紹介いただきました。


風の谷ファームでは、リゾットやタケノコのおつまみ、イチゴジャムや柚子マーマレードなど多くの商品を販売しています。


当初は商品の紹介と試食の予定でしたが、あまりのおいしさに購入したい方が続出し、即売会が開催されていました。


風の谷ファームではレモンや玉ねぎなど多くの農作物を生産しています。


協力隊OBの高畠さんより三豊市の生薬栽培の取組について紹介していただきました。
三豊市では価格の上下が少ない生薬の栽培を推奨しています。

③ 三豊市地域おこし協力隊OG石井さん、財Turn活動報告

昼食は三豊市協力隊OGの石井さんが営む「Café季」にて、地元財田町で半農半カレーを営む「風凛堂」のカレーをいただきました。またデザートにはパティシエでもある石井さんのケーキをいただきました。
昼食後は石井さんの活動報告、また財田町の移住定住促進事業を行う財Turnの活動について、石井さん、「風凛堂」の永井さんからお話していただきました。


石井さんの営む「Café季」


風凛堂のカレー。食材はすべてご自身で生産されており、お米はカレーに合う品種を生産しています。


デザートには石井さんのケーキをいただきました。


協力隊OG石井さん発表の様子。


風凛堂の永井さん発表の様子。永井さんも財Turnのメンバーです。

④ 「れいくんち」見学

三豊市にUターン移住された店主の西野さんに、洋菓子店「れいくんち」について、ご自身が取り組まれている地域活動についてお話しいただきました。

 


地域の人が集まれる場所をとの思いからつくられたカラオケスペースを見学させていただきました。

⑤ グループワーク

1日目の最後は竹内隊員の主導によるグループワークを行いました。テーマは「自身の活動を俯瞰して見る」です。自分の活動を、「イベント企画と作業」の縦軸と「公的な仕事と私的な仕事」の横軸に分け、それぞれの分類に自分のどの仕事が該当するかを考えながら、自身の活動を振り返りました。

 

・6月4日

⑥ 「三豊鶴」見学

三豊鶴は約150年の歴史をもつ酒蔵をゲストハウス、レンタルスペースに改修した施設です。改修したといっても、タンクや大釜など酒蔵時代のものがそのまま残されており、かつての雰囲気を感じるとことができます。時間が早かったためオプションツアーでしたが、結果的にほぼすべての方が参加されるほどの人気でした。

 


ゲストハウスとは思えない風景に皆さんの写真を撮る手が止まりませんでした。

⑦ 粟島散策(芸術家村)

竹内隊員のミッションである離島振興の活動場所でもある粟島を散策しました。
当日は快晴で、とてもきれいな島の風景を見ることができました。
また芸術家村では以前の瀬戸内国際芸術祭の展示物などを見学し、芸術家と島の方々との交流について学びました。


粟島の概要について竹内隊員から説明していただきました。


芸術家村にて前回の瀬戸芸の展示についてボランティアの渡辺さんにご案内いただきました。

 


タイムスリップしたような島の風景に、皆さんから驚きの声が聞かれました。

⑧ 「瀬戸内暮らしの大学」見学

瀬戸内暮らしの大学は三豊市内外の22の企業・個人が運営している市民大学で、様々な講座を開講しており、三豊市民でなくても受講することができます。
今回は地域おこし協力隊OBであり、退任後も三豊市で教育環境の向上に取り組む小玉さんに、暮らしの大学やご自身の取組についてお話いただきました。


瀬戸内暮らしの大学

⑨ 父母ヶ浜見学

研修の最後は三豊市の観光名所である父母ヶ浜を見学しました。こちらでは父母ヶ浜が観光名所になった経緯や取り組み、また三豊市地域おこし協力隊の前納隊員の父母ヶ浜で企画したダンスイベントについてお聞きしました。

最後に

今回の集いを開催するにあたり、企画をしていただいた竹内隊員を始め、ご尽力いただいた関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。今回は初の2日開催ということで、どちらか1日だけ参加の方が多いかと予想しておりましたが、多くの方に両日ご参加いただきました。
両日とも盛りだくさんの内容となり、随所に竹内隊員の"三豊愛"が感じられる集いになりました。参加した隊員も同じように感じた方が多かったのではないでしょうか。
次回の集いも今回の経験を踏まえ、よりより良いものにしたいと思います。

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