4月から、続々と新しい隊員が着任した香川県。コロナの影響で、各種研修が受けづらくなっている状況で新しく来られた隊員さんには、初任者研修のような意味合いの内容。2年目3年目の隊員さんには問題解決や次のステップのためのヒントとなるような会になるように、岡山県から講師をお招きして38回目の「さぬきの輪の集い」を香川県庁で行いました。
今回の講師は、NPO法人山村エンタープライズ代表、岡山県地域おこし協力隊ネットワーク代表、
地域おこし協力隊サポートデスク専門相談員として活躍中の藤井裕也さんです。
参加した隊員の半分が1年目の隊員、残りの半分が2年目3年目の隊員です。
行政職員さんもお忙しい中、駆けつけてくれました。
自己紹介から始まり、藤井さん自身が協力隊として活動して感じた「100の失敗3つの成功」を経験に基づくお話と過去の事例とを合わせてに分かりやすく解説してくれました。
地域おこし協力隊研修〜基礎編〜
・協力隊の「制度の趣旨と歴史」について
・「失敗事例」
・「相談案件」
・協力隊着任当初に気をつけること
・「活動内容と時間」
・「行政とのコミュニケーション」
・「活動の出口と成果」
実際に起った過去の事例から、「なぜ、このようなことが起こったのか」「どうすれば、こんなことにならなかっただろう」、いくつか質疑応答をしながら、協力隊として目指していく方向性や、行政の仕組みを理解するいい機会となりました。
後半は、協力隊から事前アンケートを回収し、現在悩んでいる(問題に思っている)ことをピックアップした資料を見ながら、県の協力隊担当職員さんと藤井さんでそれぞれの立場を加味した考え方を質問に合わせて回答していきました。
参加した隊員一人ひとり、抱えている問題は様々です。すべての課題が、一気に解決できるものではないかもしれません。この日出てきたお話や、やり取りの中で感じたことを心に留めて、有意義な活動に繋げていって欲しいです。
限られた時間の中で、たくさんのお話をしてくださった藤井さん。
参加してくださった隊員さん・職員さん、貴重な時間をありがとうございました。