【塩江町】愛情のこもった叱咤激励:炭谷ゴボウ/伝統を引き継ぐ意味

塩江温泉地域おこし協力隊の淵崎です。

こんにちは。
先日、お渡しした炭谷ゴボウを小池 よう子 (Yoko Koike)さんが
炭谷ゴボウの味を知っているシェフの方々に
配ってくれていて、今、ご感想等を集約して
くれています。

その方々は200年続けてこられた藤川さんの炭谷ゴボウを
扱ってこられた方々。
今回、我々を指導してくれているのは藤澤マサエさんで、
50年以上、炭谷ゴボウを作って来られた方。

まず、小池さんは炭谷ゴボウを長年、応援してこられた方で、
我々の活動も応援してくれています!

小池さんにゴボウを見せたところ、
「見た目的に炭谷ゴボウではない。もっと太いんですよ!」
と。

そして、味のほうも、炭谷ゴボウを扱ったことのあるシェフの方に
頼んで、食べていただいた結果、
「味は美味しいのは間違いない。ただ、それは日本の他の地区で
作っているゴボウと同じで、炭谷ゴボウ独特のものではない。
もっと柔いはずで、そして見た目も含めて迫力が足りない。」
というご感想を早速いただきました。

ありがたい。
そういう感想待ってました。
今思えば、「初めて作ったので…」という前置きをして、
ゴボウをお渡ししていました。
でも、それって、言い訳をしてるんだと、ハッと気づきました。

初めてだろうが、伝統を引き継ぐってそんな簡単なことではないですよね。
味を再現するのはもちろんのこと、200年続けてこられた藤川さんの誇りとブランドも守っていくことがもっと大事。

なので、我々のグループは藤川さんのゴボウを再現し、
藤川さんや小池さんたちが認めてくれるまで、
市場に出すつもりはありません。
中途半端に出して、ブランドを落とすわけにはいきません。

全力で作った1年目。
確かに繊維がなく、普通のゴボウよりかは柔らかいものが出来ました。ですが、まだまだ伝統を引き継げでいないことが分かった大事な1年。

この一年を大事にして、今後、精進していきたい。

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