今日は4月に行われる、こんぴら歌舞伎の第二部について書かせてもらいますっ♪
【あんまと泥棒】
マッサージ師の秀の市は目が見えません。
ある夜、家に帰ると現れたのは、泥棒の権太郎。権太郎は「金を出せ!」とオドす。最初は怖がっている素振りを見せていた秀の市だが、実はそれほど怖がってはいない。逆に、暗がりの中では権太郎の方が不安になってくる。秀の市は、権太郎の要求をのらりくらりとかわしながら、いつの間にか立場は逆転。権太郎に説教をし、酒をせがみ、自分の不幸な身の上を語り始め、権太郎の同情を誘う始末。権太郎は金を奪うどころか、とうとう秀の市にお金を与え去っていくのだった。
しおらしく感謝を述べていた秀の市だったが、権太郎が去った途端、大笑いし出し・・・。
実は秀の市が……え゛(-□-)~!!
今年のポスターの中車さんの様子が気になっていましたが、きっとコレなんですね!
登場人物は二人だけ!二人だけの世界~♪
最後はどうなるのか気になる~(*’∀`*)
本番をお楽しみに~♪
【鷺娘(さぎむすめ)】
雪が降りしきる池のほとりで白無垢姿の娘が傘を手にして、ぽつんと立っている。
この娘は、人間の男にイケない恋をして、思い悩んでいる「鷺の精霊」が人間に姿を変えたもの。
この物語の登場人物はこの娘一人!
恋する娘の相手を想ってウキウキする気持ちやイケない恋をした苦しい気持ちを表現した、女形舞踊の傑作です。
恋する乙女の心は、どの時代も上がったり下がったり忙しいんですね~妖艶な踊りの世界にドップリはまって下さい~♪
【玩辞楼十二曲の内 封印切(がんじゅうろうじゅうにきょくのうち ふういんきり】
そもそも玩辞楼十二曲(がんじろうじゅうにきょく)とは、、、、初代中村鴈治郎が編集した成駒屋(中村鴈治郎家)のお家芸(代々伝わる得意としている芸や演目)のこと。たくさんある演目の中の一つに「封印切」というものがあるみたいです。
大阪の宅急便屋の忠兵衛は、井筒屋の梅川という遊女と相思相愛の仲になり、なんとか自分が身請け(買い取って嫁に)したいと店に手付け金を払ったものの残りのお金が工面できずに悩んでいます。
忠兵衛は、やさしい人柄で梅川との仲もみんなほほえましく見守ってくれているのですが、そこへ恋敵、大金持ちのボンボン八右衛門が現れます。
皆から総スカンをくらっている八右衛門ですが、大金をチラつかせて「梅川の身請け人はオレだ!」と言いはじめました。
ある日、忠兵衛は小判を運ぶお仕事の途中で井筒屋に寄り、女将の好意で二階の座敷に上がって梅川と二人の時間を楽しみますが、梅川にはどうしても八右衛門が身請けを申出ていることを切り出せずにいます。
その時、八右衛門が身請けの金を持って井筒屋にやって来ますが、店の人から忠兵衛に梅川を身請けさせると言われ、その腹いせに八右衛門は忠兵衛の悪口を散々言います。
悪口を言われた忠兵衛は我慢出来なくなり、思わず二階から駆け下りて八右衛門と修羅場に!!
ケンカの中で八右衛門に金がないことを言われた忠兵衛は悔しさのあまり、つい仕事で預かっている屋敷の(為替の金)小判の封印を破ってしまい~(-□-)ア~ダメダメ~!!
当時は十両盗むと首が飛ぶと云われており、とりわけ為替の金は信用を重んじる為、封印を破っただけで金に手を着けたと見なされ死罪になったそうです。
事情を聞かされた梅川は悲しみつつも忠兵衛との心中を決意し、そうとは知らない女将達の祝福の中、二人は忠兵衛の故郷新口村を目指して死出の道へと旅立つのでした。
あーもう悲劇。。。
歌舞伎は耳慣れないと台詞もうまく聞き取れなかったりしますよね(><)
各演目のみせ場やストーリーの予習をしていったら初心者でも楽しめそうですね♪
役者さんたちによる、その日にしか見られない演出やアドリブなんかもあるそうです!
奥深い歌舞伎ワールドを私たちと歌舞伎一年生として一緒に楽しみませんか~??
チケットは21日より一般発売開始です。
チケット購入についてはコチラ↓↓↓
チケットホン松竹
TEL 0570-000-489 〈10:00~18:00(年中無休・年末年始除く)〉