6月18日(火)今回のさぬきの輪の集いは三豊市財田町(さいたちょう)での開催です。
三豊市に着任してから1年と2ヶ月。
お世話になっている農家さんにご協力頂き、石井さんらしい「ランチ付きのお菓子教室」形式で
活動報告会となりました。
前半は、「地元食材をふんだんに使ったお菓子教室」
参加する協力隊は、受付時にくじをひき4つのグループに分かれて調理します。
香川県ではこの春から着任した協力隊が多く、はじめましての人達にとっては活動地域の違う協力隊との共同作業でお互いの事を知るいい機会となりました。
調理室に移動すると、ホワイトボード本日のお品書きが!!
それでは、お菓子教室の始まりです!!
石井さんのお手伝いをしてくれたのが、日頃お世話になっている地域の方々。
東京から移住され自家製の無農薬米で麹から手作りされている田口まこと さんと、
野菜ソムリエPro.の角田真理子さんがアシスタントを務めてくれました。
石井さんと野菜ソムリエPro.の角田真理子さんは、山本町公民館が主催するお菓子教室で
季節ごとに野菜を使ったお菓子教室を地域のお母さんに向けて実施されています。
次に行うお菓子教室の予行演習もかねて、この日は
「パティシエお菓子教室~夏~」
・九龍球(クーロンキュウ)
・ケークサレ(カレー味)
この中2品を作っていきます。
見た目はビー玉のように丸くて可愛い九龍球(クーロンキュウ)から調理開始。
ゼラチンとお砂糖を溶かしながら火にかけます。
専用の容器に、一口サイズのフルーツと溶かしたゼラチンを流し入れて。
冷蔵庫で冷やし固めます。簡単ですね!
次のメニューはオーブンがなくても焼ける、ケークサレ(カレー)です。
軽量された材料を順に混ぜあわせて、フライパンで焼いていきます。
焼き上がりを待ちながら、三豊市で採れた野菜を盛り付けてサラダを完成させます。
同じ材料でも一人一人の盛り付けのセンスに違いが出ますね。石井さんが普段からお付き合いのある農家さんが作る野菜の美味しさに会話も弾み、思い思いにサラダを仕上げてケークサレの焼き上がりを待ちます。
冷蔵庫で冷やしていた九龍球も出来上がり、前日から仕込んでいた他の惣菜全てをワンプレートに盛り付けます。
三豊で採れたマルベリーの薬膳茶、玉ねぎスープ、凍らせたミニマンゴー、黒麹の甘酒も加わり
ランチタイムです!とっても美味しくいただきました。
午後からは行政職員さんや地域の方にも参加いただき、着任してから石井さんの活動を支えてくださっている「まちづくり推進隊財田」の大石さんと協力隊の石井さんから活動報告です。
※「まちづくり推進隊」とは、自主的に地域コミュニティー活性化のために活動する、三豊市の認定を受けた組織。
「まちづくり推進隊財田」の大石さんからは、推進隊の説明と協力隊との地域活動に関する連携についてお話をしていただきました。推進隊の制度は、他の自治体にはあまりみられず。ほとんどの協力隊にとって馴染みのない制度だと思います。推進隊は移住者と地域をつなぐ役割も果たしており、着任当時移住したばかりの石井さんにとって、仕事面でもプライベートでも心の支えとなっていました。推進隊との連携の中で徐々に石井さんらしい活動が広がり、定着していったように思います。
次に石井さんの活動報告です。
なぜ協力隊になったのか、なぜ三豊市を選んだのか。
その目的を明確に持って協力隊に応募された石井さん。地域に根ざした地元に愛される自分のお店を作るため、地域を知りながら地元と繋がり、基盤づくりを目標に活動されています。
三豊市の食材の豊かさや、当時の協力隊担当者や地域の方と交わした言葉や人柄に惹かれ、三豊市に即決されました。
地域の魅力やイベント情報の発信、幼稚園や地域の方との料理教室、地域団体活動で清掃や高齢者の居場所づくりの活動への協力、お祭りのサポート、移住定住促進など様々な活動をされています。
また、三豊市で行われるイベント企画にも声をかけてもらい、道の駅での食に関するワークショップや、まちづくり推進隊との連携で料理教室、6次産業化のお手伝い、口コミで食に関するお仕事が増えています。
今後の活動として山本町で、「農から学ぶ生きる力」をコンセプトに農作業に触れ合う企画と野菜ソムリエPro.から学ぶ「野菜の美味しさ・おもしろさ」、販売イベントを通して社会性や、協調性、創造力など多面的に子ども達の感性を育む内容を提供する、耕作放棄地を活用した食育事業[田んぼっこ]に参加。地域で活動されている方々をつないだり、より輝いて活動できる場づくりのお手伝いを通じて自分の点と繋がる点を増やす活動を続けていきます。
発表後は、質疑応答と意見交換。石井さんの活動に触れ、子供たちの食育やふれあいについての質問がいくつもありました。
集いの最後は、皆で記念撮影。忙しい中、活動報告の為に準備してくれた石井さん!
ありがとうございました。
そして皆さま、お疲れ様でした。