【私たちの本気宣言】子どもたちに英語に触れる経験を(東かがわ市・土井隊員)

香川県地域おこし協力隊コーディネーターの秋吉です。

「私達の本気宣言」は香川県内の地域おこし協力隊及び地域おこし協力隊に関わる人たちの本気をお伝えする企画です。

今回は東かがわ市地域おこし協力隊に着任した土井さんを取材しました。

地元東かがわにUターンして、子供たちへの英語教育に携わる土井さんの本気をお伝えします。

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秋吉

土井さん、本日は宜しくお願いします。

まずは土井さんが普段どんなことをしているかについて教えてください。

土井

今は三本松小学校と本町小学校の放課後英語クラブのお手伝いをしています。

授業案を考えたり、実際の授業にも参加させていただいて先生のサポートをさせてもらってます。

小学校1年生から6年生までそれぞれクラスがあって、それぞれに応じた授業内容にするために日々考えてますね。

これがなかなか大変で、授業後に先生達と2時間以上反省会をやることもあります。笑

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秋吉

2時間も反省会ですか!?

すごい、そこまで真剣に英語教育について考えてるんですね。

放課後英語クラブというのは、どんな授業なんでしょうか。

土井

子供たちに英語に慣れ親しんでもらうための授業です。

難しい文法を教えるというよりは、積極的に英語を使ってもらう。

英語に触れてもらう感じですね。

通常の授業が終わった後にやりたい子だけに参加してもらうんです。

強制では無いんですが、ほとんどの子どもが参加してくれています。

「親に言われて、、、」っていう子どもも少なくないんですが。笑

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秋吉

なるほど。

自主的な学習の機会なんですね。

取り組むにあたって、課題に感じる所はありますか。

土井

モチベーションがある学生はいいんですが、親に言われて半ば強制的に参加している学生をいかにやる気にさせるかは結構大変ですね。

そこは単純に英語を教えるとか触れさせるといったものではなくて、生徒指導の面もあるので。

私は教師ではないので、「どこまでやるべきか?」って部分でかなり悩みます。

ただ、教師ではないからほっておくというわけにもいかないので、どうにか前向きになってくれるように働きかけます。

大変ですけどね。笑

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秋吉

やる気の無い子のモチベーションを上げさせるのは難しそうですね。

そんな時は具体的にどうするんですか。

土井

教育委員会には学校の先生方がいらっしゃるんですが、そうした方に何度も相談しましたね。

先生からは「生徒1人1人と向き合うと良いよ」とアドバイスをいただき、私なりに実践してみました。

何が好きかとか、何に興味があるかとか、生徒の話を良く聞いて、その子にあった進め方をするように心がけたんです。

そうしたら生徒の方から私に話しかけてくれるようになったんです。

そうなると今度は私の言う事も聞いてくれるようになった。

認められたというか。

一歩は入り込まないとダメなんですよね。

信頼関係なんだと思います。

あんまり入り込みすぎると今度は舐められたりするので、バランスが難しいですが。

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秋吉

教育の現場でも信頼関係が大切なんですね。

子どももそれを分かってる。すごいなぁ。

土井さんは地域おこし協力隊として英語教育を行っているわけですが、英語教育を通じて東かがわ市をどんなまちにしたいですか。

土井

子供たちがもっと外国の文化を体験できるまちにしたいですね。

私も高校時代にオーストラリアのアデレードホームステイしたことがすごく良い経験になったんです。

英語は全然通じなかったけど、勉強する意欲につながったし、何よりとても視野が広がりました。

子供たちにも同じように外国の文化や暮らしにもっと触れてもらいたいですね。

放課後英語クラスもそうですが、現在交流のある都市なども上手く活用して、子供たちが自分たちで「英語をもっと勉強したい」と思ってもらえるようにしていきたいです。

実は私の母校の国際科が数年前に無くなってしまったんです。

子供たちが英語に興味を持つようになって、「英語を学ぶなら東かがわ市」という流れがつくれたら、国際科の復活もあり得るのかなと思ってます。

少し壮大ですが。笑

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秋吉

素晴らしい!

海外への興味を持たせてくれた町に恩返しというか、子供たちにも同じ体験をしてもらいたいんですね!

そのためにはどんなことをする必要があるんでしょうか。

土井

現状、教育する側の人材が足りていないという課題もあります。

放課後英語クラスも他の小学校でもやって欲しいという要望がありますが、なかなか回しきれない。

もう少し人材を増やすか、少人数でも回せる仕組みにする必要があるんです。

一方で、「香川県で働きたくても仕事が無い」という人がいるので、その辺りを上手く結びつけたいですね。

もっと英語教育への関心を高めて「英語教育するなら東かがわ市」と思ってもらいたい。

そうすると人口減少対策にもつながるかなと思います。

まだまだ具体的では無いですが、そうした想いでこれからも少しずつ活動していきたいです。

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秋吉

おー!

まさに教育で地域おこしですね。

英語教育のまち東かがわ市、とっても楽しみです。

本日はありがとうございました。

土井

ありがとうございました。

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英語教育を通じて子供たちの自主性を伸ばす取り組みを行う土井さん。

その活動はただ「教える」ということに留まらず、子供たちの学習意欲の向上や人口減少対策まで見据えています。

「地方にいながら外国の文化に触れられる」そんな素敵なまちに向かって少しずつ歩みを進めています。

☆土井 直樹(地域おこし協力隊@東かがわ市)

県立広島大学在学中、1年間カナダのトロントで英語を学ぶ。卒業後、広島で旅行会社に勤務。

趣味はスポーツ(野球、サッカー、バスケ)。

出身地:東かがわ市

活動地域:東かがわ市

活動開始年月:平成28年5月

 

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