【土庄】WAC 世界考古学会議 小豆島プレツアー

WAC世界考古学会議の小豆島プレツアーが無事終わりました音譜

考古学の先生達は何に対しても興味津々で、どこに行っても何をしても、質問が止まることはありません拍手

「これは何?」「何のためにこうしてるの?」「これが使われ始めたのはいつ?」

「昔はどうやって運んでたの?」「それを証明したのは何?」「***年以上前に人がここに入ってなかったという証拠は?」 etc etc…

高度な質問にとまどう事もありましたが、ここまで興味を持ってくれると勉強した甲斐がありますビックリマークビックリマーク

なかなか暑い日で、移動や天狗岩でのハイキングでみなさん疲れている様子だったので、豆腐岩丁場では「疲れている方はバスで待っててもらっても大丈夫ですよ」と案内しましたが、「暑いから上りたくないけど、面白そうなものがあるんだから、絶対行くプンプンキラキラ」とほぼ全員が登り、やっぱりみなさん興味津々でした爆 笑

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石ツアーのクライマックスでは、実際に石工の道具を鍛冶で作り、大きな岩を割りましたアップアップ

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昔の石工の方法で矢穴を掘ろうとしてますOK

私も試しましたが、簡単に掘れるものじゃありませんゲッソリ

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最後はプロの石工さんにお任せして、矢穴に矢を入れて、玄翁(げんのう)というハンマーで矢を叩きます手

何度も打ち付けた後、ヒビが入り始めると石からミシミシミシと割れる音が聞こえ始めます耳

石工さん達は「石が鳴く」と表現されてましたコアラ

この音が聞えたら、割れるのはもうすぐっ目

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!!パカッ!! というより、!!!!ミシミシッ ドーンッ!!!! かな?

割れた時、横にはひっくり返らずその場で割れましたが、それでもかなりの迫力ですポーン

石目という目に見えないクラックの関係で右に線が逸れたようです。

これを石工さん達の間では、「逃げた」と言うそうですキラキラ

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次に、現在でも実際に使用している近代的な方法で石を割りますハッ

矢穴も昔のように手作業ではなく、機械を使用して穴を開けます長音記号1

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こちらは、なんと3たたき程度で。。。

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!!!!!!パァーンッ!!!!!!

と、勢いよく、まっすぐ2つに割れましたポーンビックリマーク

こちらも石目の関係ですぐにまっすぐ綺麗に割れたそうですチョキ

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叩いて割っただけとは思えないくらい、まっすぐ割れてますねチューリップ赤

*水で濡れているのは、前の日の雨が穴に溜まっていただけです宇宙人

2日間のツアーの後はサンオリーブでシンポジウムを行い、小豆島の魅力やそれをどう次世代に残していくか等をみんなで討論されました。

先生達は小豆島の自然や温かい人にものすごく感動され、コメント中に感極まる方もいた程です!!!

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ディスカッションで出たコメントをいつくかご紹介します。

「とてもスピリチュアルな島だ。小豆島の自然と人達の生活は絶対に守らなければならない。私の国では、間違った観光により良い環境が破壊された。小豆島には絶対にそうなって欲しくない。」

「小豆島の石も大変興味深かったが、ツアーの中で面白い鳥をたくさん見た。バードウォッチングを観光に取り入れてみては?」

「小豆島はこんなに魅力的な島なのに、このプレツアーに参加するまでは名前すら知らなかった。参加者約70人のうち、元々知っていた人はたったの2人であった。世界に魅力を伝えるために、もっと情報発信に力を入れてみては?」

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もう1つ、個人的に驚いたのは、ツアー中の地域のみなさんの協力です。

2泊3日のツアー中の食事はほとんど各地域のボランティアの方達が地元の食材を中心に使って作って下さってましたおにぎり焼肉カレービール

ツアー関係者を含めると約100名分の食事を、朝早い時には夜中3時から集まって作って下さったそうですポーン

地域の繋がりがかなり強いところでないと、なかなか実現しないことだなぁと思いましたキラキラ

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