【土庄町】世界考古学会議

世界考古学会議 (“WAC” World Archaeological Congress) という、4年に1回、世界中の考古学者が集まり、研究発表、文化遺産や社会問題を論じる大規模な国際フォーラムが初めて日本で開催されます。

考古学のオリンピックみたいなものですね!

メインの会議場所は京都ですが、プレツアー先として小豆島が選ばれたんですびっくり!!

そのツアーの通訳の1人として私もお手伝いさせてもらうことになりました。

私は「石のコース」という、昔の石切丁場である天狗岩丁場や豆腐岩丁場、現在使われている採石場、石の工場等を回るコースに同行します。

小豆島の石について、まったく知識がなかった私ですが、小豆島町役場の方達主催で1ヶ月以上前から研修や現地見学等で勉強を重ね、小豆島の石について学びました本

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↑このミシン目のように見えるのは、「矢穴」と呼ばれる穴です。

小豆島から大阪城建設のため石が運ばれていた頃は、それぞれの矢穴に「矢」と呼ばれるくさびを差し込み、「ゲンノウ」と呼ばれるハンマーで打ち込み、人の手で石を割っていたんです。

 

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大阪城の石垣にも残っていることで有名な福岡藩黒田家のマークが小豆島の石切丁場にたくさん残っています!

 

 

 

湊総業さんでは、石切丁場の現場を見せていただきましたキラキラ

 

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大きなトラックで山から砂を運び下ろす様子や重機で砂を分類したりする様子は映画でも見ているかのように刺激的でしたびっくり

 

小豆島の石は関西空港等の埋立の基礎石として使われたり、東北の震災復興の建設でも大事な役割を果たしているようです。

建設中の新しい小豆島中央高校の校舎にも使われるそうです!

 

また、高尾石材さんの石工場では、近代的な石工の機械を見せてもらいましたチョキ

 

ものすごい迫力で大きな石が切断されていたり

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研磨の技術や

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石の文字の彫り方も教えていただきました音譜

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小豆島に住んでいた私でも知らないことだらけで、今回の事前研修や見学で小豆島の新たな魅力を見せられた気がしました。

石に興味を持っている考古学の先生達なら、より一層興味を持っていただけると思います。

 

少し緊張しますが、楽しみですニコニコ

 

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