「農家レストラン 結願の郷・天体望遠鏡博物館」(旧多和小)の歴史について。
香川県さぬき市多和地区は、山間部にあり徳島県との県境に位置します。多和地区の人口は、調べてみると平成29年6月末現在470人(206世帯)で、ちなみにさぬき市の人口は49,835人です。
多和地区の有名なところといえば、四国八十八箇所の大窪寺です。毎日、お遍路さんが大窪寺にむかって長尾寺から歩かれている姿を見ます。
歴史ですが、2012年3月に旧多和小学校が閉校し、翌月に地元の方が集まり学校を使って何かをしていこうと話し合い、その後「結願の里 多和の会」を発足され、学校を利用して産直市やどぶろくの製造・販売を始めました。
それと同じくして、天体望遠鏡博物館の代表である村山さんが、天文台で活躍していた望遠鏡がなくなっていくのを惜しいと思い、望遠鏡の文化を残していきたいとの思いで望遠鏡を展示・保管できる場所を探していて、四国中をまるで四国八十八か所を巡るように探して、ようやくこの結願の地である多和を見つけました。そして、多和地区の方と話し合い数年間かけて旧多和小の校舎を天体望遠鏡博物館にしていくことになりました。
多和地区やさぬき市からの援助もあり昨年の3月に天体望遠鏡博物館がオープンし、同じ年の10月に私が多和地区を拠点に地域おこし協力隊として、多和の会・天体望遠鏡博物館の運営補助や企画提案、多和地区のPR活動をしています。
そうした経緯で、地元(多和地区)と団体(天体望遠鏡博物館)、行政(さぬき市)が協力して、多和地区の地域活性化を図っているケースというのはめずらしいと思います。
たくさんの思いが詰まったこの場所で、私はさぬき市地域おこし協力隊として、多和地区・天体望遠鏡博物館に関わらせていただいてます。
活動していくなかで難しいこともありますが、多和地区・天体望遠鏡博物館・さぬき市の方から時には厳しく、時には優しく、いろいろなアドバイスをいただきとてもいい勉強になっていますし感謝の気持ちでいっぱいです。
至らないところはありますが、これからひたむきに活動していきたいです。
ちなみに、この歴史について、天体望遠鏡博物館で写真で見ることができます。
現在、「天体望遠鏡博物館の歩み」という企画展をしていますので、ぜひ見に来てください。
【参考ホームページ】
「現在のさぬき市の人口」http://www.city.sanuki.kagawa.jp/…/registration/introduction
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協力隊 よしかわ