【インタビュー記事】津田のピザ屋さん

さぬき市
折口 洋一隊員 2年目(取材時点)

【プロフィール】
兵庫県出身。
2022年7月に、空き家を活用した店舗経営(飲食店)及び、地域コミュニティの形成補助をミッションとするさぬき市地域おこし協力隊に着任。

 

津田町は、さぬき市の北東部に位置する、人口約6千人の小さなまちです。山地に囲まれ、東は津田湾に面するとても自然豊かな地域です。

私は学生時代に建築を学んでおり、まちづくりや都市計画といった分野には、元々興味がありました。大学卒業後は、大阪で不動産開発の仕事をしていましたが、いちプレイヤーとして、地方でまちづくりに取り組みたいと思い、地域おこし協力隊に応募しました。地域おこし協力隊制度については、学生時代から知っていました。

私が応募したのは「弟子入り+起業型」の協力隊で、ピザの技術を習い、そして独立して店舗経営をすることがミッションでした。ピザ作りは素人でしたが、弟子入りで技術習得ができることや飲食店に興味があったこと、せとうちの地域で独立して何かをしたいという想いがあったことから、挑戦することにしました。

協力隊1年目はピザ屋のオープンに向けて、ピザの技術習得と店舗づくりに取り組みました。ピザの技術は、津田でブックカフェを経営されている方のお弟子さんのイタリアンレストランで習い、店舗は元々漁業で使用した倉庫を、修繕・改装しました。津田に移住してきた方や長期滞在されている方が、店舗改装を手伝ってくれるなど、たくさんの人の支えがあって、店舗を構えることができました。

 

2年目からはピザ屋をオープンし、現在は週5日営業をしています。営業日以外は、買い出しや仕込みなどを行っています。また、津田地区一帯のお店や主要スポットを掲載したマップを作り、各所に置いてもらう活動もしています。

月に1度、市役所の職員さんや市内の隊員たちと一緒に、活動報告会をしています。今後の活動の相談に乗っていただいたりしています。
また、市内や県内の他の隊員がピザを食べにお店に来てくれたりもしています。
最近は周辺にお店が増えてきました。津田町は新しいことを始めやすい雰囲気で、地域の方々がすごく応援してくれていると感じます。


周辺のお店の方々と

 今後も変わらずピザ屋を続けていく予定です。お店の営業は楽しく、お客さまが自分のピザを美味しいと言ってくださると、とてもやりがいを覚えます。また、海の近くでゆったりと暮らす今の生活は自分にとても合っていると感じています。

協力隊の活動期間の1年目はお店の改修、2年目はお店の営業に注力したので、3年目はもっと地域との関わりを増やしていきたいと考えています。周辺のお店と一緒に新しい企画や津田町を知ってもらうワークショップなど、まちとの接点を作る役割を担っていきたいと思っています。

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